土佐和紙壁紙

和紙はパルプ、コウゾ、三椏、ケナフ等自然の植物を原材料としているため身体に害がなく、燃やしても環境を汚すことがありません。また、ビニールクロスは貼った直後が一番美しく、時間が経つほどに汚れていくのに対し和紙は時間が経つほどに風合いが良くなっていくのが魅力です。暮らしと共に変わっていく和紙独特の表情をお楽しみ下さい。
  • 調湿効果
    Moisture

    紙は木材と同じで呼吸しています。湿度の高い時は湿気を吸収し、乾燥したときには備えていた湿気を放出しますので夏は涼しく、冬は暖かく過ごせます。
  • 調温効果
    Temperature

    新聞紙の例を挙げるまでもなく、本来紙が持つ性質として保温効果があります。しかも和紙の場合は洋紙より繊維の隙間が大きい為、保温効果も抜群です。
  • 調光効果
    Light

    無作為に並んだ繊維が光を乱反射させるので照明の灯かりや日光もとても柔らかく感じます。この効果が注目された和紙製のランプシェードも好評です。
  • 調音効果
    Sound

    光と同様、音も分散・乱反射しますので、耳触りがやわらかくなるだけでなく、部屋から洩れる音も軽減できます。
時代のニーズ・低価格
低コストで他社との差別化を考えていませんか?

ハイテク化が進む現在、生活空間は無機質なものになってきています。欧米文化追随の末に形ばかりの洋風が身につき、深く根差した日本文 化の良さを見失った日本人。そんな中、ゆったりしたくつろぎ、精神 的な安らぎを求め「和」の落ち着いた空間を見直してみてはいかがでしょうか?

生活空間が、和風空間 → 洋風空間 → ニッポン空間と変還されてきているのです。住宅、飲食店舗、インテリア等をみても日本の美と現代のスタイリングを調和させた和のモダンテイストとして若い世代からも幅広く人気を集めています。そこで、ご提案したいのが土佐和紙壁紙です。高知県吾川郡伊野町で作られ、国の助成金で守られてきた1000年以上の伝統ある和紙です。

「生活空間に土佐和紙の時代を超えた美と、優れた機能を取り入たい」という信念で和紙試験場と壁紙共同開発をし、日本で初めて作ることに成功しました。
現代の洋風の住まいにも溶け込む「和」をご提案します。

ライフポートは販売当初(約10年前)から、値上げを一切行っておりません。

◎ 土佐和紙壁紙は環境にやさしいシックハウス対策の国土交通省認定品です。
防火認定品(準不燃)も取り扱いしております。
光触媒加工を行うこともできます。光触媒加工は「抗菌」「脱臭」「大気浄化」「防汚」の効果があり、健康・環境・シックハウス対策に優れた効果を発揮します。
シックハウス対策 大臣認定取得済
F ★ ★ ★ ★
室内環境汚染が無い有害物質ゼロ!
原料について
■ 楮 ( コウゾ )
楮はクワ科の植物で1年に2~3メートルにもなり、毎年収穫できるため古くから和紙の原料として使われてきました。冬の時期、楮を根元から刈り取り、「こしき」という道具で2時間ほど蒸し、皮を剥いで乾かします。このようにして作られた楮は黒皮と呼ばれそのまま使うこともありますが、普通黒い皮を除いて白い綺麗な原料として使用します。楮は麻に次いで繊維が長く、強度にも優れているため障子紙、かさ紙、たこ紙などのような大変丈夫な紙ができます。また土佐和紙の中で最も有名な土佐典具帖紙も楮から作られます。
■ 三椏 ( ミツマタ )
三椏はジンチョウゲ科の植物で、和紙の原料として使われ始めたのは江戸時代からといわれています。枝が三つに分れていることから、この名前がついたと言われ、原料として収穫できるまでに3年程かかりますが、収穫方法や皮剥の方法は楮と同じです。繊維は長さ4~5ミりで非常に滑らかで、細くつやがあります。吸水性に優れ、豊かな光沢のある仕上がりになります。また、三椏からは着物で有名な京都の西陣織物の金糸や銀糸、金銀の箔合紙、書道用紙なども作られています。
■ 雁皮 ( ガンピ )
雁皮も三椏と同じジンチョウゲ科ですが、生育が遅く栽培が困難であるため山地に自生しているものを使用します。雁皮は繊維の長さが4~5ミリで一番細かく、その質は優美で光沢があり、強くて粘りがあります。また虫害のおそれがありません。学校で使う謄写版原紙などが作られます。ヤスリ版の上でガリガリと鉄筆で字を書いても破れたりしません。
■ ケナフ
アオイ科の一年草で、成長が非常に早く、木の5倍以上の炭酸ガスを大量に吸収して成長する環境改善作物。現在日本では沖縄から北海道まで学校や市民団体、ケナフの会などでも多く栽培されています。生長は非常に早く、約半年間で成熟し、栽培範囲も広く短期間で多くの収穫が可能です。このことから地球環境の視点からも最近特に注目されてきました。木材資源に替わるケナフを原料とした紙はさまざまな分野で使用され、ケナフは上質で強く、風合いも良い紙ができます。
お取り扱いについて
  • 表面に入っているそれぞれの繊維については自然素材ですので、その時のロットにより繊維の大小の違いと多い少ないがサンプルとは異なりますので、ご理解の上ご了承下さい。
  • 紙製品ですので保管は湿度の高い場所を避けて下さい。
  • 商品サンプルはあくまでも見本ですので、実際の商品と少し異なる場合があります。ご了承ください。
  • 商品には若干の色の差が生じることもあり得ますので、その場合、壁面・天井面など見切り等で分けるなどの施工上の配慮をお願いします。
  • 製造には万全を期しておりますが、漉きとる行程以外は全て、手漉き和紙と同じ作業を行っているため、まれに原料が固まっていたり、多少のチリが混入している場合があります。ご理解頂いた上、お客様にもご説明頂けますようお願致します。
補修・お手入れついて
  • ビニルクロスは貼った直後が一番美しく、時間の経過と共に汚れていくのに対して、和紙壁紙は呼吸しているため、自然に室内の湿度やホコリを吸収する性質があり、時間の経過とともに風合いが良くなっていくのが魅力です。お客様にはこの自然劣化していく風合いを大切にして頂けるようご説明をお願致します。
  • 部分的に破れたり汚れたりした場合は、ちぎり絵のように小さい同質の和紙を薄く裂いて貼ることで対応して下さい。
  • 汚れ、破れ等破損が広範囲に渡る場合は、重ね貼りにて対応して下さい。